ビビすまスタッフコラム社長「高給につられて転職して大丈夫?育成文化がない会社の危険性」

スタッフコラム

2024.09.26
  • [社長]

「高給につられて転職して大丈夫?育成文化がない会社の危険性」

いつもコラムをお読みいただきましてありがとうございます。

ViVi不動産株式会社の矢郷です。

 

最近よく耳にするのが、住宅メーカー間で活発に行われている「営業マンの引き抜き行為」 。

特に富山にも進出した某工務店さんの熱烈な引き抜き行為は不動産業界でも話題になっています。

 

不動産業界で働く者として、日々転職の機会や高給のオファーに目がくらむこともありますよね。

しかし、単純に「高給」に釣られて転職するのは本当に安全なのでしょうか?

今回は、育成文化がない会社に転職するリスクについて、深掘りしてみたいと思います。

後悔しないキャリア選びのために、ぜひ最後まで読んでくださいね!

 


1. 高給オファーの罠:短期的な魅力に注意!

転職市場で「高給」のオファーは誰にとっても魅力的ですよね。

「今よりも給料が良いなら、転職しちゃおうかな…」と一度くらいは思ったことがあるのではないでしょうか?

しかし、こうしたオファーには裏があることが少なくありません。

特に、同業他社からの引き抜きを頻繁に行っている企業には、注意が必要です。

 

外からの即戦力を求める企業は、短期間で結果を出してくれる人材を重視します。

しかし、これは裏を返せば、長期的なキャリアのサポートや内部での成長を軽視している可能性が高いのです。

 

例えば、ある企業が業界内で高給を提示して引き抜きを頻繁に行っている場合、その企業は社内での人材育成が滞っていることが考えられます。

このような会社に入社すると、あなたのキャリアが一時的に上向くかもしれませんが、長期的には停滞してしまうリスクがあるのです。

 


 

2. 育成文化がない会社の危険性

育成文化がない企業では、社員に対して十分な研修やスキルアップの機会が提供されません。これは、以下のようなリスクにつながります。

a. モチベーションの低下

引き抜きで入社した場合、最初は「自分は特別な人材だ」と感じられるかもしれません。

しかし、社内でのサポートがなく、自己成長の機会がない環境では、次第にモチベーションが低下していきます。

高給であっても、成長を感じられない環境では、長期的にやる気を維持することが難しくなります。

b. 短期的な結果を求められるプレッシャー

引き抜かれた社員には、すぐに結果を出すことが求められます

これは非常にストレスフルな状況です。

さらに、結果を出せなければ、評価が下がり、最終的にはその会社を去らざるを得なくなる可能性もあります。

c. 社内の孤立感

育成文化がなく、引き抜きに頼る企業では、社内での結束力やチームワークが弱いことが多いです。 営業成績だけが見られるので社内の雰囲気もギスギスもしていることでしょう!

引き抜き組と既存社員との間に壁ができ、社内で孤立することがあります。

結果として、職場でのサポートが期待できない状況に追い込まれることも。

 


 

3. 急成長から急降下:成功は続かない?

高給を提示して多くの人材を引き抜く企業は、急成長することがあります。

しかし、急成長した企業の多くは、同じように急速に崩壊するリスクを抱えています。

これは、テック業界や不動産業界でもよく見られるパターンです。

 

たとえば、WeWorkの例が象徴的です。

 

WeWorkはシェアオフィス業界で一時期急成長しましたが、内部での不安定な経営や人材管理が原因で急降下しました。

WeWorkは外部からの引き抜きに多く依存していましたが、内部の育成や文化の構築が不十分であったため、結果として持続的な成長ができなかったのです。

 

引き抜きによる急成長は一時的なものに過ぎず、長期的にはリスクを伴うものです。

高給で即戦力を求める企業に依存するのではなく、自分自身の成長をサポートしてくれる会社を選ぶことが重要です。

 


 

4. 長期的なキャリアを考えた転職のポイント

では、どうすれば転職に成功し、長期的にキャリアを築けるのでしょうか?

以下のポイントを押さえておくことが重要です。

 

a. 企業の育成方針を確認する

転職前に、その企業がどのような社員育成プログラムを持っているのかを必ず確認しましょう。

例えば、社内研修制度や、資格取得の支援などが充実している企業は、社員の長期的な成長に力を入れている証拠です。

 

b. 企業文化を見極める

短期的な成果だけを重視する会社ではなく、組織全体の文化やチームワークを大切にしている企業を選ぶことが、長く働き続けるための鍵となります。

転職面接時には、社員の定着率や内部の雰囲気についても質問してみましょう。

 

c. 短期的な報酬よりも、長期的な成長を重視する

高給オファーに目がくらんで転職するのではなく、自分の成長に繋がる環境を見つけることが大切です。

短期的な高給に満足するのではなく、将来的にキャリアアップできる環境を選びましょう。

 


 

5. まとめ:キャリア選びは慎重に!

高給のオファーや引き抜きに惹かれて転職を考えることは悪いことではありません。

しかし、長期的な視点で見たとき、その選択があなたのキャリアにとって本当にプラスになるのか、慎重に見極めることが大切です。

 

育成文化がなく、短期的な成果を重視する企業では、あなたの成長が止まってしまう可能性が高いです。

そうならないためにも、転職先を選ぶ際には、自分の価値観やキャリア目標と合致するかどうかをしっかりと確認しましょう。

賢いキャリア選択をして、将来に向けて成長し続ける自分を築いていきましょう!

 

決して当社の社員に転職を推奨しているわけではありません!(笑)

ただ、いつか独立するときも、転職するときも、一時の感情で決めず賢い選択をしてほしいな!と思うのでした。

 

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