ビビすまスタッフコラム社長「ビル泊」とは? 〜遊休不動産を活用した新たな宿泊の形〜

スタッフコラム

2025.02.02
  • [社長]

「ビル泊」とは? 〜遊休不動産を活用した新たな宿泊の形〜

いつもコラムをお読みいただきましてありがとうございます。

ViVi不動産株式会社の矢郷です。

 

面白い事業を見つけました!   それは「ビル泊」 https://birupaku.jp/

 

「ビル泊」は、静岡県静岡市を中心に展開するユニークな宿泊施設
一般的なホテルとは異なり、既存のビルや空きテナントをリノベーションし、洗練された宿泊空間として提供するプロジェクトです。

サイトを見てみましたが室内がすごく広いんです! スイートルームのような部屋も有ります。 それが信じられないような価格で宿泊できるのです。 ぜひサイト見てあげてください。 室内は驚くほどの広さとカッコよさ! https://birupaku.jp/

 

この取り組みを行っているのは、静岡県内で不動産業を営む会社のグループ。

遊休不動産を活用し、従来の「ホテル経営」とは異なる視点から宿泊施設を展開することで、地域の活性化や街の魅力を引き出すことを目的としています。

 

公式サイトを覗いてみると、以下のような特徴が見えてきます。

  1. デザイン性の高いリノベーション宿泊施設
    → ビルの一室を改装し、スタイリッシュな空間へ変貌
  2. 元々の建物の個性を活かした宿泊体験
    → 歴史あるビルや築年数のある建物の雰囲気を残しつつ、快適な滞在を提供
  3. 地元の飲食店や観光資源とのコラボレーション
    → 「泊まるだけ」でなく「街全体を楽しむ」滞在スタイル  基本食事の提供が無いようですので、周辺の飲食店で食事をすることになり町全体に活気が出るってのもいいですね!
  4.  

これは、単なる「ホテル経営」ではなく、「街をまるごと楽しむ宿泊体験の提案」とも言えるでしょうね。  この発想すごい!


なぜ「ビル泊」が今、注目されるのか?

① 遊休不動産の有効活用という視点

不動産業界にとって、遊休不動産(使われていないビルやテナント)の活用は大きな課題です。
特に地方都市では、中心市街地に空きテナントが増えているものの、オフィス需要の低迷や商業施設の郊外移転によって、なかなか埋まらないケースも多く見られます。

そんな中、「ビル泊」のような宿泊施設としての活用は、
✅ 空きテナントの価値を再生する
✅ 観光客の増加により、地域経済の活性化にもつながる

といったメリットを生み出します。

 

「貸す相手が見つからない」と諦めるのではなく、
「宿泊施設として活用することで、街全体の価値を上げる」という視点は、今後の地方都市の再生においても重要な戦略になるはずです。


② 大手ホテルとの差別化戦略

近年、観光地には全国展開のビジネスホテルやチェーンホテルが次々と進出しています。
しかし、こうしたホテルは「どこでも同じような空間」になりがちで、
旅人の**「その土地ならではの宿泊体験」**が薄れてしまうことも。

 

一方で「ビル泊」は、
🏠 ビルごとに異なるデザイン・コンセプト
🏠 その地域ならではの宿泊体験を提供

といった形で、一つとして同じものがないのが魅力です。
例えば、静岡ならではの歴史ある建物やローカルな文化を取り入れた宿泊プランがあれば、
「静岡ならではの滞在」ができるというわけです。

これは、単なる宿泊施設ではなく「旅の目的」になり得るポイントと言えるでしょう。


地域活性化の新たな可能性

「ビル泊」は、単なる宿泊事業にとどまらず、地域活性化の大きな可能性を秘めています。

✅ 地元の飲食店や商店と連携し、宿泊者に特別な体験を提供
✅ 空きテナントの有効活用によって、中心市街地の再生を促進
✅ 静岡市を「泊まるだけで楽しい街」としてブランディング

たとえば、「ビル泊」を拠点に街歩きツアーを企画したり、
地元の名店とコラボしたグルメ宿泊プランを提供するなど、
「街を楽しむ拠点」としての役割を果たすこともできるでしょう。

 

観光業界では「体験型旅行」の需要が高まっているため、
このような取り組みは今後さらに注目されるはずです。


不動産業界にとっての「ビル泊」の意義

不動産業界にとって、「ビル泊」のような宿泊事業は、
「売る」「貸す」だけではない新たな不動産の活用方法を示しています。

特に、地方都市では
✅ 空きビル問題
✅ テナントの減少
✅ ホテル需要の変化

といった課題を抱えるエリアも多いため、
このような「不動産を生かした新しいビジネスモデル」は、他の都市にも広がる可能性があります。

また、運営する不動産会社にとっても、
宿泊事業を通じて「街づくり」に貢献できるため、
単なる不動産会社ではなく、「地域の価値を高める企業」としての役割を担うことができるでしょう。

 


ビル泊の未来

「ビル泊」は、単なる宿泊施設の枠を超えた、街を活性化する新しい不動産活用の形

静岡県から始まったこの取り組みが、今後どのように進化していくのか、
また他の地方都市へ広がるのか、不動産業界にとっても大きな注目ポイントです。

不動産×観光の新しい可能性として、
「ビル泊」のようなプロジェクトが全国に広がることを期待したいですね。

👉 次の旅先、静岡で「ビル泊」を体験してみてはいかがでしょうか? 当社の社員旅行も視察を兼ねて検討しようかな??(視察受け入れているそうです)

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